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年賀状
2006年 12月 30日 (土) 00:04 | 編集
こんな機会でもなければ文を書くこともないだろうと年賀状を取り出す。
以前は暑中見舞いを取り出す、季節の挨拶を取り出す。

でも一度も書けずに日々は過ぎていく。
書けないわけじゃない、でも結果的に書くことが出来ない。
押入れの中身を引っ張り出して見つけた写真は自分が取って物ではなく送ってくれたもの。幼い頃の私が、先生が、友が写っている。私はといえばいつも風景や植物やモノばかりとっていて、現像もせずに捨ててしまう。儚いシャッターの音はフレームごと世界から私を別の世界へと切り出す。

変わった模様のトランプを見つける。タロットの絵柄のトランプ。スペードやハートじゃなくて、棍棒やコインの図柄。(ちなみに棍棒はクラブ、コインはダイヤ)

たった一枚のはがきを出すことが出来なくてもう45年たってしまった。少し汚れて角が折れてしまった年賀状には差出人の宛名はなくイニシャルだけしか書いていない。でもほどなくして、それが誰からのモノなのかを知る。


私には返事を返すことが出来ない。これから先もずっとそうなのだろうか。返事を出すことの出来ない年賀状を手元に置いたまま朽ち果てるのを待つだけなの?とご飯を食べる猫が言う。

「お前変わりに書いてみる?」

面倒だよ、と返事をしたっきり暖房の傍へいって寝てしまった。
私もそろそろ眠らなければ、明日も多分、大変だ。
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