色々なことを、気の向いたままに。
事象境界線
秘密の楽園
2010年 03月 17日 (水) 23:44 | 編集

秘密と嘘は表裏一体

あなたと私がそうであるように

真実と虚構も表と裏の関係にある

 

どちらかに光が当たれば

どちらかが影になる

 

そんな楽園に私たちは住んでいた。

 

2年前、突然部屋にやってきて、一方的に彼は宣言した。

「南極に新国家を建国する!」

なぜ南極・・・・・・と思わないでもなかったが、そもそもなぜ建国なのかが不明。

もっと他にやるべきことがあるだろう?

「ビックになるためには必要なことなんだ」

しかも目的じゃなくて手段なのか。

まあ、上がれよ。そういって部屋の奥にあるソファを指した。

「これから先、俺たち何年生きて、いったいいくつのことができると思う?」

私が出したアップルジュースを一気に飲み干した後、コップをローテーブルに置くのももどかしそうに聞いてきた。

さあ、どのくらいかな。検討もつかない。今だったら80歳くらいまでは普通に生きられるんじゃないか。就職して働いて、結婚して。

「違う違う、そんなことを聞いているんじゃなくて!」

じゃあ、なんだよ、夢か?なら小学生のときは宇宙飛行士になりたかったな。

すると彼はソファから立ち上がって、

 

 

<このWeb小説は隔世連載中です。次回は来世の予定>

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この記事へのコメント
真実と虚構
真実は心で転がされているうちに虚構になってしまって、
虚構は一瞬の確信の光で真実に変貌してしまう

嘘は真実と虚構との間で生まれた子・・・
真実と虚構を区別することに何か意味があるかしら・・・その境界線の不思議な空間をお散歩するのが好き
2010/ 03/ 26 (金) 21: 54: 48 | URL | らら # 1wIl0x2Y[ 編集 ]
>嘘は真実と虚構との間で生まれた子・・・

まさにそう。
「光」といえばそれは「影」といっているのと同じだし、
「影」といえばそれは「光」といっているのと同じ。

見る人が真実と思ってみていれば真実だし、
虚構と思ってみていれば虚構になる。

もとは同じものなのに、光の当て方でずいぶん違う。だから嘘も、真実と虚構の間にあるもう一つの解釈。

境界線はもとは一つだったものを、複数のものに分けるナイフのようなもの。でも誰もその切り口を見たことがない・・・・・・
2010/ 03/ 29 (月) 09: 08: 57 | URL | MK # EGTCt1XI[ 編集 ]


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