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水と空
2009年 08月 30日 (日) 19:08 | 編集
青の星


戦闘機が噴射音を轟かせながら基地に降りていく。
その様子を滑走路横の芝生の上でアイスを食べながら見ていた。
強烈な日差しはアイスをあっという間に溶かし、全て食べ終わる前に手に伝い落ち、今は地面に青と白のマーブル模様を作っていた。
「何やってんの、こんなとこで」
同級のミズキが後ろ側から歩きながら話しかけてきた。
「見たら分からない?」
返事をするのさえ面倒といった仕草で首を後ろへ反らす。
「サボリ」
ミズキは間髪いれずにそう答え、背中を合わせるようにして芝生に座り込んだ。
肌からにじんだ汗が、シャツに染み込むのを感じる。
戦闘機が完全に停止した後は太陽がアスファルトを照らす音しか残っていない。
牽引されていく戦闘機は、地面に落ちた蝉に蟻が群がり運んでいるのを思い出させた。

「ミズキは?」
「う~ん、サボリ?」
「ダメじゃん」
静かに笑うとお互いの髪が触れあい、その間を風がシンと通りすぎた。
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