色々なことを、気の向いたままに。
事象境界線
無知のバカ
2009年 01月 18日 (日) 10:43 | 編集
知らないことは素晴らしい
いつでも新しいに出逢えるから
そう思っていた

純粋は人の思いで歪められ
時に鋭いフォークになって
飽食を鳴らしながら
あの人のお腹にも
この人の背中にも
2000リットルの涙を抜き取り
空の皿に突き刺さる

知っていることは素晴らしい
美しさを発見することになるから
そう思っていた

知識は紙に紛れて宙を舞い
星の屑をかき集め
巨大な大きな牛になり
あの人の心にも
この人の心にも
張り子となって住み着いて
ガクガクと首を振り続ける

あぁ
でも
その全てが間違いだったのだ

昇る日を見て
欠ける月を憂い
砕ける波を思っては
流れる河に怯え
唸る山に頭を垂れて
足下の実が弾けるのを見た

あぁ
それなのに
私は何も知らず
今とさっきを往復し
けして向こう側を見なかった

なぜ
実は弾けなければならなかったのか
そのわけも知らず
ただただ飢えだけを感じている
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