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だから新しい命を
2008年 05月 06日 (火) 17:56 | 編集
「産まれたよ、女の子」

端午の節句、日付が変わる少し前。
傍にいてあげたかったけれど、

「私は大丈夫だから」

携帯の薄青い画面を見る。

親になりました。
違う違うと否定すればするほど、おかしいと思われ、診断はより厳しいものへと変わる。
望んでいない処方を無理やり嚥下するのは嫌いだ。
分かっていない、いったいどこの常識がおかしいを規定しているだろう。

白い錠剤を細かく砕いて粉にしていく。
そっと指の先につけてなめてみる。

困ったな、今日はコレを飲まないと帰してもらえない。
見張りの人が飲むのをじっと見つめる。

目を瞑って軽く深呼吸して左手で少し強く錠剤を払う。
ハラハラとコツンコツンとひんやりとしてビニール質のユカに
白、
白、
白、
黄色、
カラフルな包装が、
映像が、
ゆっくりと流れるように、
腕をつかまれ、
机に顔がつく

ゆっくりと口に、
水が流し込まれる。

予備にあった錠剤が喉に押し込まれ、
そのまま両腕をつかまれてベッドに押さえつけられる。

ここでは空が見えない。
青い空が、
銀色の空が、
紫の雲を、
赤い雲を、
白い雲を、
包みこむように。



感じたままを表現してどうしていけないのだろう。
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この記事へのコメント
すごく心に残るエントリー

言葉の空間が

その空間の肌ざわりがとても好き

ビニール質の床を頬に感じて
目の前にころがっている錠剤を眺めてる自分の感覚…でした
2008/ 05/ 07 (水) 06: 15: 17 | URL | らら # 1wIl0x2Y[ 編集 ]
表現って難しい
何かのまねでも、
意味がわからなくても

それでも表現するということが大事なんだとわかってきた今日この頃。

心に残るエントリーだったようでうれしいです。
2008/ 05/ 08 (木) 22: 32: 15 | URL | MK # EGTCt1XI[ 編集 ]


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