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色々なことを、気の向いたままに。
事象境界線
急ぐために走れ
2008年 04月 07日 (月) 00:40 | 編集
明日が来るとは限らないから明日を待つことは出来る限り避けてきた。
それでも日は沈み闇の後に今日がくる。

時々思うのはさっき迎えたばかりの今日は本当に昨日思っていた明日なんだろうか。
瞬きの間にコッブの底をすり抜けるコインのように誰かが別の何かとすり替えているかもしれない。

例えば昨日のような。

同じ毎日を過ごしているのではという違和感は実は的を得ていて実際その通りなのだとしたら。明日はあるという幻想はいつから信じるようになったか誰も知らない。

だから確めるために走る。ただひたすら光の速さを目指して。理論が正しければ他が何百何千と過ごす今日をたった数回に抑えられる。すり替えの手から逃れることが出来る。そして私はその瞬間を押さえ犯人の手を掴んで二度とすり替えないようにしなくてはならない。

私の為ではなく愛する人の為に。

その人は毎日同じことを同じ時刻に同じ回数行う。食べるものも出すものも話すことも息することさえ全く同じ。その正常な異質さは他の誰よりも群を抜いていた。
集められた人はどこかおかしいと判断されている。主なものは毎日が同じではなく微妙に異なっている、今日が本当の今日でないと妄想を抱いているなど。私は日記の頁が何故か二頁から始まる事に気が付いてしまった。これまでなんとも思っていなかったのに、ある日突然明日について思い至り日記の頁が一頁から進まない事に。

どこか違う周りの中でその人はあまりにも普通で正常だった。あるべき世界にある存在、疑うことがどんな意味を持つのか、それを考えさせられる。
いつも視界を奪われ目を離すことが出来ない。見ようと思って見ているのではなく、強制的に魅せられて。

既に明日について考えるようになった私は日記を書く振りをしながら明日について考えるようになる。どんなのだろう?覚えている昨日とは違うのだろうか、それは一体どの様にやって来るのか。そして今日までのココにも存在するのだろうか?


昨年の終わりごろの残り。もう少し……ココまでが今の私のいる場所、立場所なんだ。

いやでも時は過ぎていく、皺を数え、忘却する。
その先にあるもの、それが答えになると思っているから、私はそこまで行かなくてはいけない。
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