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この限られた世界の中で
2010年 06月 19日 (土) 13:54 | 編集

 

自分では本当のところ理解していなかったのかもしれない。

そんなことにしたかっただけで、

実際のところはきちんと理解していたのかもしれない。

 

今となっては分からない。

 

ここでは決められた分量を、決められたように摂取しなくてはいけない。

 

建物は低く、高いところはない。

窓には格子が嵌められ、直接外を除けない。

ドアには4種類の鍵がついていて、きちんと管理されている。

私にはただ、音楽と、一台のPCしか残っていなかった。

 

外出は限られている。

いける範囲はごくわずかで、外に出るには許可が必要だ。

その外も6箇所ぐらいしかなく、

そのうち実際に許可が出る現実的なところは、3箇所くらいしかない。

車や、それに類するものの運転も禁止されている。

だから遠くへはもういけない。

もっとも、身分証となるものは金庫に預けられ

それがなくては、車自体を借りることもできないだろう。

 

働いているわけでも、働いていないわけでもない。

生きていないのでもなく、生きているのでもない。

自分のためにというよりは、人のために、そういうことなんだと理解している。

 

すでに私には自分自身に理由がない。

ただ、外から与えられた、他からの理由があるだけだ。

こうしているのも、自身の生きる理由からではなく、

ただ、他からの生きる理由を与えられているからに過ぎない。

 

この小さな世界の中で、ひっそりと生きていく草をみて、

私はこの草のようになりたいと思うのだろうか。

それとも、この草が未来につながる道を示すと思っているのだろうか。

草の根っこは、脆く儚い。

それ単体では生きていくことは難しく、何かになることもできないだろう。

 

助けが必要だ。

理解が必要だ。

 

今、私が生きていくためには周りの規則でさえも糧になる。

自分を捨てて、すべてを受け入れることから始まるものがある。

 

ここにはそれがある。

そのために用意され、準備し、ここに送られた。

 

私は、いったい社会という大きな組織や枠組みに、何をしたというのだろう。

理解できないことばかりで、

でも本当は理解したくないだけだったのかもしれない。

 

これからどんなに自分が変わろうとしても、

この世界から抜け出すことは難しいだろう。

それが弱い人間の運命なのだと諦めるのだろうか。

それとも変革できると信じて、

結果何かを殺すことになってもそれでいいのだろうか。

 

私は魚を捕るだろう。

捕り方も教わり、必要なら教えることもできるだろう。

でも、そのどちらかだけでは決してたどり着けない場所に、

私の本当の魂がある。

 

だから今は、たとえ隔離されていたとしても、

私はこの小さな世界からは抜け出せない。

 

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そっか。
2010年 06月 07日 (月) 16:57 | 編集

アライブ 最終進化的少年、アニメ化はできないのか・・・・・・

好きなので(でも話の大半は知らない)、観てみたかった。

睡眠薬の部屋
2010年 06月 07日 (月) 16:56 | 編集

 

机一つと、椅子一つ。

鞄は3つ。

 

ノートは一冊、シャーペン5本。

消しゴムはない。

 

月のお皿に、薬が二つ。

一日の始まりと、一日の終わりに星の雫で飲み干していく。

それは緩やかな花。

 

時がガラスに当たって、雨となって流れていく。

隅に溜まる空気が眠気を誘う。

たった一つの机と椅子。

花の化石でできている。

うつ伏せに眠ると、蝶の夢。

 

ノートは一冊、シャーペン3本。

消しゴムはない。

海を剥ぎ取ったノートに、土からできたペンで書き付ける。

 

この部屋は眠い。

過去からできた扉は開かない。

未来でできたガラスは今を映さない。

ただ時の雨が筋を作る。

 

月のお皿に薬が一つ。

これが最後の薬となる。

 

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